理事長所信

【はじめに】

 青年会議所は、明るい豊かな社会の実現を綱領に掲げる団体です。私が考える明るい豊かな社会とは、笑顔があふれる社会です。人が幸せや喜びを感じたときに笑顔が生まれます。さらに、その笑顔は周囲の人も笑顔にします。この笑顔の連鎖が生まれる東村山を創りたいと考えます。
  しかし、新型コロナウイルスの感染症拡大により私たちの生活が一変してしまいました。経済の低迷、地方への影響も数知れず、青年経済人として避けては通れない世の中の課題だと思います。なによりこれまで当たり前だった、人と人との直接的な関りを絶たれ、可能な限り活動を制限され、つながりが弱くならざるを得ない状況です。こんな時だからこそ、一人の思考だけではなく多くの仲間と問題を一つひとつ話し合い、解決すれば不条理が妥当に変わり、多くの仲間の意識を変化させることが出来ると思います。いつの時代においても物事を変えてきたのは、こうした想いの力だと考えます。

【安全安心な活動の場の推進】

 活動をするにあたり、メンバーの安全安心の確保が重要です。この状況下でも充実して活動できる場を作り、人と人とのつながりを強固にしていきます。困難に屈せず協働の姿勢で生き生きと活動する事で、笑顔であり続ける姿勢を東村山に強く発信し、山辺青年会議所が連鎖の起点となり笑顔あふれる東村山を創ってまいります。
  安全とは客観的な活動のしやすさであり、安心とはメンバーでの主観での活動のしやすさであります。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からもデジタル技術を活用し、安全な活動の場を設ける必要があります。これまで大切にしてきた人と人とのつながりを強固にする為にも、デジタル技術のメリットデメリットを明確にし、その技術の効果を最大限に発揮できる活動を行い、会った時の喜びを何倍にもし、笑顔あふれる東村山の推進を行ってまいります。

【防災ネットワークの拡充】

2020年7月豪雨により山形県内では、人的被害は少なかったものの、東村山地区でも住宅の災害をはじめ、多くの被害が発生しました。その際、山辺青年会議所でも被災地の支援、ボランティア活動を行いました。近年多発する自然災害はいつでも起こりえると考えます。青年会議所は単年度制を採用しており、毎年担当者が変わります。その為に、メンバー、一人ひとりが他団体と連携を深め、素早い対応が出来る組織作りをし防災ネットワークを拡充していく必要があります。
  また、東日本大震災から10年の月日が経ちます。当時の記憶を忘れず、いつ起こりうるかもしれない大震災への備えを今一度考え、防災力の向上を図ってまいります。

【JC運動の発信】

 今までの発信する媒体はHPの更新、テレビ、ラジオに重きを置いて発信してきました。私たちは、山辺青年会議所の運動を発信する事で、やまがたを始め東村山の方々に我々の運動に興味を持ち、参加し、理解していただく事で、仲間を増やし地域の魅力を発信し続けて行きます。昨今のSNSでの情報発信、拡散力は測り知れないほどの力を持っていると確信しております。事業の様子はもちろん、メンバーの人柄や想いを発信し、魅力を伝える事で、東村山・やまがたの垣根を越えて全国へ、東村山の魅力、山辺青年会議所を知っていただくと共に、我々が知りたい情報に出会うためアンテナを高く張り、情報発信、情報収集を行い、定期的にヒアリングをし、ブラッシュアップする事で、質の良い広報活動を行ってまいります。

【意識向上推進事業】

 新型コロナウイルスの感染により生活様式が一変してしまった今、未来は明るいと言えるでしょうか。今まで全員が当たり前と思っていた事、誰しもが今日と同じ日が明日も繰り返されると思っていました。誰かと出会い、話し、笑い、食事をして仕事が出来る。こんな当たり前と感じていたことが当たり前ではなくなってしまいました。「あたりまえ」の反対語は「ありがとう」です。漢字で書くと「有難う」有ることが難しい。ありがたし、と言う意味です。めったにない事にめぐり合う、奇跡と言う事です。奇跡の反対は当然=当たり前なのです。つまり、当たり前と思っていたことが本当は奇跡の連続という事です。これは青年会議所活動にも当てはまるのではないでしょうか。「役職だからあたりまえ」「そのくらいやってあたりまえ」「やってもらってあたりまえ」ではなく、まずは相手に対し感謝することを決して忘れてはいけません。そうする事で自分が変わり、周りが変わり、こうした一人一人の意識の変化が町を変える行動に変わると思います。想像を遥かに上回る力を生みだし「明るい豊かな社会の実現」へ、また一歩近づくと確信しています。
  人の意識を変える事は困難だと言われているが、他人の言動で自分の気持ちが変わった、自分の行動を変えたという経験があると思います。他人の言葉が自分の心に響けば、気持ちが変わり、行動が変わり、そして自分が変わる。他人の意識を変えることが困難であれば自分を変えれば良いのではないだろうか。自分自身の意識を変化し向上させ、自分に影響力を持つことで、周りの意識向上が出来ると考える。社会的な地位とかではなく、人間的影響力だと思います。自分が尊敬できる人からの言葉、行動、想いというのは素直に聞くでしょう。メンバー一人ひとりの意識が向上し青年会議所の意義や魅力を伝えれば答えは出ると考えます。

【青少年意識向上事業】

  近年グローバル化でインターネット、スマートフォンの活用など技術の進歩により大きく世の中が移り変わっています。
  世の中から新しいスキルの習得を求められている時代です。こうした未来に立ち向かう青少年に我々が伝えるべきことは人工知能やロボットでは代替え不能な、人としての本質的な考え方であると思います。
  青少年事業は、この地域の未来を担う子供たちが地域の発展の根幹をなす重要課題であり、明るい豊かな社会の実現へつながる欠かせない運動の一つです。これまで数多くの青少年育成事業を企画し実施してきました。
  これからの時代を見据え、未知の問題に答えを生み出すための「思考力」を養う事で、将来地域の発展のために活躍するリーダーになる為の意識の醸成を図ります。

【会員拡大】

 近年の会員数の減少や在籍年数の短期化は、様々な問題を浮かび上がらせ、これまで組織を支えてきた仕組みや、不文律が有効に作用しなくなりつつあります。組織の中には色々な人がいます。一生懸命な人、仕事をしない人、媚びを売る人、様々な人が集まっている。一説によると組織の中で一生懸命行動するというのは、全体の2割ほどだそうです。そして4割の人は働かない人。つまりサボる人たちということです。これは人間の集団だけではなく働きアリの集団でも同じような事が起きていると思います。怠ける「働きアリ」がいるというわけです。しかし、青年会議所活動として己、自ら入会を決めた以上、JC メンバーとして活動できる時間は40歳までと限られている中、全力で活動しなければならないと思います。なぜ青年会議所に入会したか、青年会議所で何をしたいかを自問自答し分からなければ、同志を信用し一緒に歩み一人でも多くの会員拡大へ繋げていければと考えます。
  2020年山辺青年会議所は4名でのスタートでした。正直、存続の危機を感じました。しかし、長岡直前理事長を筆頭に、メンバー一丸となって会員拡大に努め8名まで拡大致しました。そこにはやはり、長岡直前理事長の熱い思いで行動した結果だと思います。私たちは仲間と共に、つらく苦しい時こそ自らの魂を奮い立たせ、互いに励まし合い時には心を寄せ合い、力強く歩んでいき笑顔あふれる東村山の創造に向けて会員拡大の実施を考えます。

【むすびに】

 2021年度理事長の職を担うにあたり考えました。今の自分に青年会議所を論じる資格はあるのか。地域の未来を語る前に、わが社の未来をきっちり描けているだろうか。綺麗ごとを言う前にまず、己自身を律する事から始めました。この時代を担う青年経済人として。
  笑顔、感謝なくして、まちづくりはできません。喜びなくして、このまちに笑顔があふれる事はないでしょう。私たちはこのまちの人々と心をつなぎ、地域をつないでまいります。誰もが何気ないありふれた日常に、感謝や喜び、幸せを感じる。誰もが明日を期待して日々幸せと感謝の気持ちで眠りにつく。そんなひと時を大切にこの町の人々と共に未来を築いていきます。そして、かけがえのない仲間と心一つにして希望に満ちた「笑顔あふれる東村山」の創造に向けて失敗を恐れず本気で挑戦し力強く歩んで参ります。

一般社団法人山辺青年会議所 2021年度
理事長 後藤 良太

一般社団法人 山辺青年会議所 〒991-0301
山形県東村山郡山辺町大字山辺1307-1
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