理事長所信

はじめに

 奥羽山脈と出羽丘陵に囲まれた山形盆地の西部に位置し、大小の湖沼が点在する豊かな自然と江戸時代より染色業の発達がニットや手織り絨毯に引き継がれ、世界に誇る繊維の町として栄えている「やまのべ」。同じく、恵まれた良質な果実の生産地として知られ、江戸時代には最上川を利用した北前舟の舟運で栄えた芋煮会発祥の地である「なかやま」。この心和ませる美しい自然と豊富な資源に囲まれた東村山の地域には、昔より受け継がれる二つの大切な精神性が根付いています。一つは、世界の平和を求め「世界の良心」として謳われた安達峰一郎博士の教えである「他を慮る心」。もう一つは、何事にも積極的に果敢に取り組んでいく「AGASUKE精 神」。他を思いやる優しさと能動者たらんAGASUKE魂を宿した先人たちによって、この東村山の地域には常に活力が溢れていました。
 1975年、全国で 592 番目の認証番号を受け、一般社団法人山辺青年会議所は産声を上げました。英知と勇気と情熱を持って、地域の未来や次代を担う子供たちの将来を想い、元気なまちづくり運動の伝播と明るく輝くひとづくりの機会提供を通し、135名の先輩諸兄が42年間に渡り、我々が住み暮らすこのまちを先導してきてくれました。
 43 年目の歩みを進める本年は、これまでの多大なる功績に心からの敬意を表し、「感謝」と「挑戦」をもって臨む一年間にしていきます。

【感謝】

 人生において、これまでどれだけの人にお世話になって生きてきたでしょうか。家族や親戚、友人や地域の方々、少し考えただけでもかなり多くの人数が挙げられそうです。しかし、私たちがお世話になっている人たちは本当に今思い浮かんだ人たちだけでしょうか。例えば、私たちの生活に欠かせない食事や衣服。毎日利用している電気やガス等の資源エネルギーや車や飛行機等の交通機関。実は、私たちが当たり前に生活できているのは多くの支えがあるからだということを忘れてはならないと思うのです。今の一般社団法人山辺青年会議所が在るのも、先輩諸兄をはじめ多くの皆様のおかげと地域の支えがあるからです。まずは、見えない支えに気付き、東村山に根付く他を慮る心を養い、感謝の気持ちを表せるJAYCEEになりましょう。

【挑戦】

 43年目を迎える本年は、単年度制のJCの中で折角いただいた一年間という時間と機会を十分に活かした運動を展開し、更には次年度へのバトンを渡す大切な役割があるという認識も持ちながら、理事会やLOMの在り方を見直し、昨年よりも新たな取り組みを実行することで、少しでもLOMとしての組織力が向上するよう挑戦します。また、やまのべ・なかやまの町民の意識変革へと繋がる事業についても新たに挑戦します。しっかりと地域のためになる事業を考え、参加者一人ひとりに我々52の運動を理解していただくことを目標とします。そのためにも、必要なものは残し、伸ばします。必要でないものは変化させ、試します。成功の反対は失敗ではなく、何もしないことです。メンバー間でも多くの意見を出し合いながら、LOMのため、地域のため、能動者たらんAGASUKE魂を如何なく発揮しましょう。昨日より今日、今日より明日と1mmでも前進・挑戦するJAYCEEになりましょう。

【山形ブロック大会に向けての感謝と挑戦】

 本年、山形ブロック協議会が50 周年を迎えます。そして、記念すべき第50回山形ブロック大会が一般社団法人山辺青年会議所主管の下、やまのべ・なかやまの地において開催します。まず、ブロック大会を主管させていただくにあたり、これまで山辺青年会議所の歴史を紡ぎ、繋いできて下さった先輩諸兄に対し、深く感謝を申し上げます。また、山形ブロック協議会との関係を構築され、この大きな機会を提供いただいたことに対しても重ねて御礼感謝申し上げます。期首会員数14名と少ないメンバー数の我々ではありますが、やまのべ・なかやまの地からやまがたを変えていくんだという気概を持って我々にしか出来ない大会に挑戦します。ブロック大会は、山形ブロック協議会の運動を発信する最大の場であり、県民や行政にも青年会議所運動に対して理解を深めて頂く絶好の好機であります。山辺青年会議所にとっても大きな成長の機会となりますので、地域の活性化と県民の意識変革に繋げる目的を理解した上で主催と連帯を高め、主管としての担いを全うして参ります。やまのべ・なかやまの地から笑顔を県内に広げていくためにも、主催益・参加者益・地域益・主管益を意識しながら誰もが笑顔で夢を描けるやまがたの実現に向けて取り組んでいきます。

【青年会議所運動意識の昂揚と会員拡大の必要性】

 昨今、全国的にみても、多くのLOMで会員拡大の必要性が叫ばれています。我が山辺青年会議所においても、会員拡大は急務となっております。そこで、本年は山形ブロック協議会のLOM支援や会員拡大に繋げるためのメンバーの資質向上を目的としたセミナーを活用したいと考えています。まずは、我々メンバーが魅力溢れる人材に成長することで、必ず会員拡大に繋がります。そして、メンバーの魅力が向上することで組織力が増し、地域への運動の発信力も必然的に高まります。つまり、メンバーの青年会議所運動意識の昂揚を図ることによって、 地域の活性化に繋げていきます。その効果として、会員拡大へと結びつく可能性が増えるはずです。本年、山辺青年会議所の期首会員数は14名となりますが、ブロック大会主管の担いもあり、豊富な人材が必要となります。やまのべ・なかやまにおいても、共にこの地域を良くしようと運動展開をされている他団体もあります。手法が違えども、目的や方向性は同じはずです。我々の運動に対して理解してもらい、同志となって共に運動を興す仲間が必要です。行政や各企業の情報収集を早期に行い、会員拡大に繋がるセミナーの開催も取り入れてブロック大会も見据えた組織の力とする必要があります。

【OMOIYARIある明るいまちづくりと防災意識】

 近年、東日本大震災、熊本地震、県内でも豪雨災害と被害の大きい自然災害が増大し、放射能汚染などの二次災害による甚大な影響も考えられる中、災害が少ないと言われてきたこの山形においても蔵王山の噴火や地震発生の恐れもいつ起きるかも知れない危険と隣り合わせの54 状況ではないでしょうか。町内でも自主防災が各地区ごとに組織され、行政とともに防災マップの作成などが進められております。我々もこの防災に関しての知識を身に付け、県内のネットワークや社会福祉協議会との連携を高め、有事に備える必要があります。また、人々の笑顔が溢れる元気なまちにするためにも、他を慮る心に通じるOMOIYARIを持って、地域の歴史や価値を知り、未来へ伝えていくことが必要となります。地域に住まう人々とともに郷土愛を醸成できる機会を通し、まちや歴史を改めて知ることを実践してみましょう。地域の魅力を見直しながら人と人の繋がりを大切にし、防災意識の高い、OMOIYARIと笑顔で溢れる明るいまちづくりを目指しましょう。

【組織のための人材育成と地域のための元気なひとづくり】

社会は全て人と人で成り立っています。企業も団体もやはり大事なのは人材であります。青年会議所運動においても様々な事業から発信されるエネルギーの根源は人です。地域を動かすのも人、いつの世も大事なのは人の力です。我々一人ひとりの資質向上は組織強化に必ず繋がります。だからこそ、我々は自己成長し、地域に対し良い影響を与えられるような人材にならなければなりません。そして、数人だけでも確実に青少年の意識変革を実現出来ればその地域には明るい未来と希望が訪れるはずです。また、会員拡大をするにも現役の会員である我々が輝いていることで、周囲の人々からも入会を検討してもらえるようになるでしょう。魅力的な組織創りのため、メンバー一人ひとりが成長しましょう。そして、教育再生と経済再生による地域のリーダーとなるべき人材を増やし、この地域を1mmでも動かせる積極果敢なAGASUKEな集団となるよう、笑顔で元気なひとづくりを目指していましょう。

【結びに】

「人生先発完投」。元プロ野球選手の村田兆治さんが残した言葉です。我々の人生において、我々は先発ピッチャーであり、誰もリリーフしてくれる人はおりません。最後まで一人で完投しなければなりません。この言葉のように、しっかりと責任感を持って最後まで全うし、青年会議所運動を地域へ発信し、地域の活性化に繋げることをお誓いします。感謝と挑戦を掲げ、前進し続けていきましょう。そして、地域の可能性と魅力溢れるこのまちを、地域の人々を、今以上に明るく元気に変えていきましょう。 やまのべ・なかやまを変えるのは、俺たちだ!

一般社団法人山辺青年会議所 2017年度
理事長 峯田 和宜

一般社団法人 山辺青年会議所 〒991-0301
山形県東村山郡山辺町大字山辺1307-1
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