理事長所信

はじめに

終戦後、日本の再建を目標に全国各地で青年会議所が設立されました。ここやまのべ・なかやま東村山の地域においても誇り高き志を持った青年経済人が集い592番目の認証番号を受け、1975年に山辺青年会議所が設立されました。設立以来44年「明るい豊かな社会の実現」を目指し、「個人の修練」「社会への奉仕」「世界との友情」の三信条を活動の基本とし、様々な運動を展開してまいりました。この情熱を我々に受け継いでくださいました先輩諸兄に感謝と敬意を表し、本年もこの情熱を胸に地域社会の様々な問題と真摯に向き合いメンバーと議論を重ね地域住民と共に運動を展開してまいります。そしてこの熱き情熱を次の世代にも引き継いでまいります。
 その想いを行動に移すには、志を立て覚悟を持つことです。地域に住まう責任ある大人として、JAYCEEとして愛する郷土の未来のために今何が出来るのかではなく、何をすれば良いのかを考えメンバー一人ひとりが同じ目的に向かい一致団結し共に運動を展開してまいりましょう。

【共に成長する仲間と自己成長】

 私は青年会議所に入会して日も浅く、多くの役職を経験したわけではありません。しかし、多くの出会い、学び、気づきがありました。与えられた役職に対して「自分には無理ではないか」と思う事もありました。しかし、そこに同じ目的に取り組む仲間がいて、同じ空間で多くの時間を共有し、最後までやり遂げたとき、仲間との絆は強固なものになり、一人の人間として成長している自分がいました。困難に挑戦してこそ人間は成長すると考えます。メンバーの自己成長に繋がる事業を展開してまいります。
青年会議所は次代の地域のリーダーを担う青年団体です。家族・会社・地域企業・町民・行政から必要とされる青年団体であり、理解されるJAYCEEでなければなりません。地域から必要とされ信頼される組織であるために、メンバー一人ひとりの自己成長は必要です。山辺青年会議所内の事業や例会への参画はもちろんですが、山形ブロック協議会で開催する各種セミナーやブロック大会への参加、日本青年会議所が開催するサマーコンファレンスや全国大会への参加も自己成長へ繋がる多くの学び、気づきがあります。そして出向で出会う多くの仲間から刺激を受け、かけがえのない経験することも自己成長へ繋がります。与えられた役職だけでなく、自己成長へ繋がる機会へ参画、チャレンジをしていきましょう。

【会員拡大の実践】

 青年会議所は地域の明るい豊かな社会の実現のためにまちづくりやひとづくり事業をこれまで展開し続けてまいりました。しかし近年、全国的に会員減少が課題とされ、山辺青年会議所においても最大の問題であり、早急な課題です。卒業制度があるのが青年会議所です。このまま会員拡大が行われず会員が減少すれば組織として活動が困難となりこれまでのような運動が出来なくなっていきます。
会員候補者への声がけはJAYCEEとして、一人でも出来る活動です。現状をしっかりと認識してメンバー一人ひとりが危機感を持って会員拡大をしなければなりません。共に運動をする楽しさや山辺青年会議所の魅力を伝え入会へとつなげましょう。地域の未来の為に山辺青年会議所らしい楽しい運動を共に展開していく仲間を拡大していきましょう。山辺青年会議所の存在感・魅力をしっかり地域住民に伝え、会員拡大を運動ととらえ、メンバー一人ひとりが会員拡大を実践してまいりましょう。

【運営体制と発信力の向上】

 山辺青年会議所全ての基盤を担っているのは事務局です。総会や理事会の会議運営はもちろんですが、会計事務、各種報告や依頼事項、メンバーの意思疎通を行い円滑に運営出来る様に運営体制の見直しを行います。また、事務局は運営だけでなく、情報発信も大切なことです。ホームページやSNS、各種メディアを活用し、町内外へ広く発信していかなくてはなりません。山辺青年会議所の魅力ある運動を常に発信し地域住民に理解されるよう努める必要があります。

【愛郷心に満ちたまちづくりと災害に強いまちづくり】

 近年、テクノロジーの進化により人々の生活は豊かになりました。しかし、便利になった反面、社会では若者の地域離れによる過疎化や少子高齢化が進み、地域コミュニティの減少が問題視されます。地域コミュニティの減少は愛郷心を奪い地域活力の低下につながっているのではないのでしょうか。この地域に住む青年団体として、そして責任世代としてこの問題に向き合い、自分たちの地域に誇りと愛郷心を持てるようなまちづくり事業をおこないます。
 山辺青年会議所は2016年より山辺社会福祉協議会と協定を結んでおります。大地震、豪雨災害、ミサイル問題など地域を脅かす危険がいつ起こりうるか分からない時代です。青年会議所の県内外へ広がるネットワークと、青年としてのフットワークを活かし有事に備え、連携を高める必要があります。防災意識の向上は地域の現状を知る事につながり、愛郷心へとつながると考えます。地域住民と助け合い、支え合う思いやりの心と笑顔溢れる地域を創造します。

【未来を担う子供たち】

 やまのべ・なかやま東村山地域の未来を担うのは子供たちです。地域の子供たちの健全育成を目的に山辺青年会議所では毎年様々な事業を行ってまいりました。やまのべ・なかやま東村山地域は豊かな自然とすぐれた伝統に輝く、歴史ある魅力溢れる地域です。子供たちには、この地域の魅力に気づいて欲しいのです。気づきの大切さを実感してほしいのです。普段の生活や教科書だけでは学ぶことができない様々な体験をし、子供同士が協力して自ら考え行動する。地域の魅力に気づき、そして、新たな自分の可能性や課題に気づくのではないでしょうか。また、その気づきの大切さを実感した時、愛郷心に満ちた一回り成長した子供たちを見ることができるのではないでしょうか。地域の宝である子供たちの健全育成に繋がる事業を構築してまいります。

【新たなる挑戦!】

 昨年、山辺青年会議所は第50回山形ブロック大会の主管をさせていただきました。やまのべ・なかやまの地でブロック大会を開催したい。という熱い情熱を先輩方から受け継ぎ山辺青年会議所らしい我々にしか出来ない大会を目指し、山形ブロック協議会とともに大会
構築をし、開催をさせていただきました。山辺青年会議所にはもう一つ先輩方から受け継がれた夢があります。山辺青年会議所独自の地域に根付いた継続事業の開催です。昨年のブロック大会の中で開催した「東村山AGASUKEマルシェ」に私を含め現役メンバーは大きな可能性を感じました。
本年は、山辺青年会議所が中心となり、他の青年団体や行政・学校・企業・個人などと意見交換を行い新たな地域の魅力を見い出します。その他、やまのべ・なかやま東村山地域の産業や歴史など、魅力ある地域ブランドを町内外に発信していきます。新たな手法や運営方法を模索しながら地域に根付く山辺青年会議所らしい継続的な地域活性化事業の構築を目指します。

【結びに】

「恩送り」という言葉をご存知でしょうか。日本には古くから「恩送り」という言葉があったと言われています。「恩返し」は受けた恩をその人に返すことですが、「恩送り」とは受けた恩を別の人に送る。そして送られた人がさらに別の人に渡す。「恩」が世の中を回り社会に正の連鎖が起きる。この言葉は、私が初めて山形ブロック協議会アカデミー委員会の委員で出向させていただいた時の開講式でお聞きした基調講演の言葉でした。青年会議所は「恩送り」の精神が組織を維持してきました。これまで私は沢山の恩を受けました。入会したばかりで何もわからなかった自分を引っ張ってくれた先輩、一社会人として厳しくも礼儀を教えてくれた先輩、仲間と共に切磋琢磨しながら得た学びや気づき、LOM内では知り得なかった出向での仲間や先輩方からの教え。私を成長させていただいた学びや気づき、出会い、全ての「恩」を2018年度の運動に活かしてまいります。メンバー全員の力を結集し、我々を育ててくれた愛する郷土の明るい豊かな社会の実現のために運動を展開してまいります。

一般社団法人山辺青年会議所 2018年度
理事長 渡邊 直志

一般社団法人 山辺青年会議所 〒991-0301
山形県東村山郡山辺町大字山辺1307-1
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